環境のこと・食のこと
もう十数年前になりますが、有吉佐和子著の『複合汚染』という本と出会い、環境のことや食のことなど、身近な問題でいろいろ考える機会を得ました。
複合汚染は、私が生まれた年に朝日新聞のコラムで掲載され、その後、本になり、今この世界で、大きな問題になっていることが、当時著者によって問題提起せれ明らかになっていることに大変驚きました。
(ちなみにその時から問題は解決されておらず、ますます悪くなっています)
当時はサラリーマンでしたが、自分に出来ることは何かを考え、食べ物が身体を作るという視点の元、せめて家族の食だけでも、無農薬、無化学肥料、無添加、遺伝組み換えでない食べ物を育て食べようと行動したのが今に繋がる一歩です。
(農薬使用量、添加物使用料、遺伝子組換え食品摂取量、水道水の塩素濃度世界一)
今、野菜等を育てている田畑の面積は約6反(6,000㎡)ありますが、当時は5m✕五m(25㎡)の、小さな畑からのスタートでした。
天然と自然の違い
本の題名は忘れましたが、随分前に読んだ本に、天然と自然についての違いについて述べられており、なるほどと思ったことがあります。
天然は人為が入っていないこと、自然のままのことをいいます。
対し、自然は意味を調べると「人為を加えないありのままのこと」と書かれています。一般的に、天然と自然とは区別が明確ではないと思います。自然とは人の手が加わっていないものという理解だと思います。
その本に書かれていたのですが、自分とは「(自)然から(分)れたものが自分である」と書かれていました。
そうか、自分とは自然の一部なんだとその時感動したことを覚えています。
今まではなるべく自然に手を加えないことが、この地球にとても良いことだと思っていましたが、自然と協調していけば、人が自然に手を加えてもそれは自然であると言えます。
どんどん自然と協調し、自然の声を聞きながら、自然に手を加え、住みやすく、快適な地球になっていければ良いと考えています。
但し、それが行き過ぎると自然破壊になりなります。地球を住みやすくするのも人間ですが、地球を破壊するのも人間であるというのをよく考えなければいけないと思います。
自分たちの代で負の遺産を残すのではなく、後世の子どもたちにも住みよい環境をずっと残していきたいこの地球だと思います。
環境への負荷、食の汚染
化学肥料、有機肥料の大量投入による地下水が汚染され、地下水から川に流れ、海へ流れることによる、富栄養化が起こり海の生物多様性が損なわれます。
植物への窒素肥料(硝酸態窒素)の供給過多による弊害として、発がん物質の形成(ニトロソアミン)、血液中のヘモグロビンといういうタンパク質と結びつくことで、皮膚が真っ青になるほどのチアノゼ症状(酸素欠乏症)を引き起こします(ブルーベイビー)。
自然栽培への期待
有機肥料や化学肥料は海外から多くを頼っています。
輸入が滞れば今の農業は立ち行かなくなります。
その点、農薬も使わない、除草剤も使わない化学肥料も使わない動物性有機肥料も使わない農法であれば地球に優しく持続可能な農業として、人々の笑顔と健康に貢献することができます
ある農家は言います。「土は完璧である」と、肥料も農薬も入れなければ、土は自ら野菜に必要な養分を作り出してくれえてるようです。これは、ものすごく理想的だと思います。
自然栽培は放任栽培ではありません。しっかり野菜を見て管理をし、必要であれば草を抜き種を植える時はきちんと耕します。
食べ物は人の体と心を育てます。安全で健康な優しい野菜を育てて、みんなに笑顔と健康になっていただきたいと思います。
そんな農業を私は今できることを本当に幸せなことだと思っています。家族と周りの皆さんに感謝です。
捉え方一つで世界は変わる
田んぼに大発生しているジャンボタニシ。一般的に害虫と言われています。それは、稲の稚苗を食べてしまうからです。
しかし、あるところではジャンボを害虫ではなく益虫としてわざわざ田んぼで飼われていたりします。それは除草剤を使わない田んぼで雑草が生えますが、その雑草をジャンボタニシが食べてくれるからです。
今までの常識が覆るようなことが、農業に関わらず、この世界では多々あります。